浄土真宗東本願寺派 松林山【空性寺】

浄土真宗東本願寺派
松林山 空性寺

略歴

1637年(寛永14年)の島原・天草一揆(島原の乱)の後、徳川幕府の一村一寺の命により、天領(幕府領)から天領への移寺として、1642年(寛永19年)長崎から日田に移されて開寺されたと伝えられている。当時の光岡は、渡里村・草場村・友田村・入江村(友田の枝村)・十二町村。十二町村は今の三本松新町・三本松二丁目まで含まれている。

1642年(寛永19年)東本願寺により寺号(松林山空性寺)を許可され、同時に本尊の阿弥陀如来像も下付された。本堂は1693年(元禄6年)に開基・了覚法師により建立され、1840年(天保11年)8世大信、9世大圓親子により建て替えられた。彼らは広瀬淡窓の私塾・咸宜園で学び、大圓は寺子屋を作って村民教育に尽くした。11世勝は1953年にみそら保育園(現みそらこども園)を設立しその意を継承している。

浄土真宗の教え

浄土真宗とは、親鸞聖人(1173‐1263)によって開かれた仏教の一派です。いまから2500年以上前にお釈迦様によってお説きいただいた仏法は、いついかなる時代にあっても変わることのない、普遍の教え、真実の教えです。
その仏教は、インド、中国、そして、朝鮮半島を経て、幾多のご苦労の中、私どもの日本に伝来しました。その中でも、お念仏の教えは、インド、中国の高僧方によってお伝えいただきました。そのお念仏の教えを日々の生活で悩み苦しむ私たち、苦しみを苦しみとも感じずにいる無明の中の私どもに、お念仏の教えとしてわかりやすくお説きくださったのが、親鸞聖人です。
親鸞聖人が私たちにお教え下さった浄土真宗のみ教えは、「阿弥陀さまの本願を信じ、念仏申せば仏となる」というお念仏のみ教えです。そのお念仏のみ教えは、私たち一人一人のかけがえのない人生を活かし、受け止め、生きる大いなる道です。
忙しい毎日に追われ、目先のことにとらわれて、人生において大切な意味を見失っています。私どもに伝わるまで長い年月受け伝えていただいた浄土真宗のみ教えは、その苦悩の中、何ものにも妨げられることのない、力強い生き方、明るく確かな真に安心して歩んでいける道へと導いてくださる教えなのです。

年間行事

• 5月  総会 年度決算総会
• 8月  盆参り
• 11月  御正忌報恩講
• 12月  除夜の鐘

仏事

• 年忌法要 
(一周忌、三、七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三、五十回忌)

• 通夜、葬儀
• 御盆参り
• 御正忌報恩講(親鸞聖人御命日)

宗旨

• 宗名  浄土真宗東本願寺派
• 宗祖  親鸞聖人
• 住職  池永大信(第十四世)
• 本尊  阿弥陀如来
• 本山  浄土真宗東本願寺派 本山 東本願寺
• 教典  『仏説無量寿経』、『仏説観無量寿経』、『仏説阿弥陀経』
• 住所  〒877-0078 大分県日田市北友田二丁目1780
• 連絡先 携帯:090-3607-4230